特定非営利活動法人 自立就労支援機構設立にあたって
現在、日本社会は、物質面では豊かになりましたが、人間関係に対しできるだけかかわらないようにし、お互いに孤立し、乖離した社会になってきてしまったことにより、家族構成の中で取り残されたり、孤立しがちな若者にあっては不登校、ニート、引きこもりなど大人の不安を映し出すかのように八方塞がりから抜け出せずにいるものもいます。
そのため、個人の悩みを語れる場や心の健康に社会状況としてケアする必要性が潜在的に存在してくるようにもなりました。フリーター人口は1000万人、 障害者人口は700万人ほどであるといわれていますが 「社会的弱者」 と呼ばれる方々 (ニート・フリーター・引きこもり、障害者、ワーキングプア等) の増加は、メンタル不全者(うつ病等)の問題ともあいまって、 就労層減少・税収不足・サポート(福祉従事者)の枯渇等、様々な社会問題に直面しております。
悩み、不安をサポートするサービス産業は増える一方で、気軽に個人の悩みを語れる場が少なく、サポートできていないのが現状です。
その一方で、出生率の低下に伴う少子化、人口減少が社会的な問題となっています。ひきこもり・ニートの増加も少子化の一因と言われる中、経済的・身体的その他の理由で子どもを持ちたくても持てない若者に対する支援や、将来この国を背負う子どもたちが、健やかに育つことのできる環境を整えていくことが、少子化の抑制に向けて私たちにできることだと考えます。
そのような問題に対応するために、引きこもりや、子育てに悩む親、災害被災者、地域社会で孤独な方、家族間のコミュニケーションの問題を抱えている方に対して、グループで触れ合えるコミュニケーションの場や傾聴ボランティアの場を提供し、個人の悩みを語れる場を作り上げるとともに個別でのカウンセリングも行い、自立への支援をしていきます。
私たちは、不登校・ひきこもり・ニート状態にある青少年や子どもたちが健全に育ち、社会の一員としての責務を担っていけるように、また少子化を抑制し、この国の将来に安心を与えられるように、そして子どもたちの安全が脅かされることのないように、各関係団体や各界各分野の専門家、行政、地域団体とのネットワークを構築し、このネットワークを活かして、情報提供、就職へのお手伝い、アドバイスなどを行い、社会全体の利益の増進に寄与することを目的として、ここに「特定非営利活動法人 自立就労支援機構」を設立いたしました。
2013年8月
私たちが目指すもの
場の提供
あらゆるところで活用できる、基礎力向上につながる方法についての学ぶ場を提供します。
交流の場
イベント、セミナーなど情報交換、学習会などの活動を通して、交流を深める場を提供します。
ビジネスとして社会課題の解決や新しいライフスタイルの提案、イノベーションを起こそうとしているアントレプレナーのサポートを行います。
これからは、知識創造社会へ入りつつあります。量から質へ、ハードからソフトへ、より高付加価値を求められ、知・知識が競争力の原点となります。知的競争力の向上を支援していきます。
世界とは、国や社会、人間はもちろんのこと動植物・自然環境を対象にした大きな地球社会という意味を持っています。世界の国々や人々、共存するものが相互に信頼し、力を合せていくことが、あらゆる進歩の基盤です。
世界の一員として信頼を築き発展させていきながら、世界の信頼の形成と発展を通じて地球社会の進歩に貢献していきます
文化とは、伝統と先進性を組み合わせた物心共に豊かな生活を送る知恵の集積です。それぞれの国や地域で育まれた多様な文化が発展し、世界へ広がっていくことに貢献したいと願っています。
私たちは明示した領域を成功させ、大きな手段として世界の進歩、文化の発展に貢献していきます。そのために、私たち自身が成長していかなければなりませんし、その中で生まれた知=違い=個性を活かしていくことを確認します。
目標の達成、仲間との協業などを通じた充実感を大切にすると共に、個人の夢や希望を実現し、家族と共に生活の満足感と喜びを得られることを目指し、支援していきます。